アードベッグ　ブラスダ（ARDBEG BLASDA)

容量・・・７００ｍｌ
アルコール度数・・・４０度

■香り・・・ややオイリーで金属臭。やがて麦芽の甘みと、イースティなアロマ。加水するとバニラクリーム。
■味わい・・・ライトボディ。ピーティだが甘く、フレッシュ。潮の香り。
■フィニッシュ・・・ドライで塩気を感じる。食欲をそそる。

麦芽に炊き込むピートの度合いが全スコッチモルトの中で最も強く、アイラ・モルトの中でも特異な存在となっている。
蒸留器は初留、再留釜合計2基。ランタンヘッド型で再留釜にはアイラ島では唯一、精留器が取り付けられ、独特の個性を生む。
スモーキーでピーティな力強い味わいのシングルモルト

「アードベッグ」とは、ゲール語で「小さな岬」を意味します。その名の通り蒸留所は、スコットランドの西側にあるアイラ島の南部の海岸線に位置しています。

蒸留所の正式な創業は1815年ですが、ここアイラ島は１８世紀末までウイスキーの密造が盛んに行われており、蒸留所自体は1794年には既に存在したと言われています。

創業者はアイラ島民のジョン・マクドゥーガルで1970年代中頃まで150年以上も彼の一族によって経営されていました。

アイラ島でつくられるウイスキーは、スモーキーでクレオソートの様な香りが強いことで有名ですが、アードベッグはその代表格で強烈な個性を持ったモルト・ウイスキーです。その理由は、麦芽を乾燥させる時に使うピートによるものです。

アイラ島は島の平野部の大部分がピートに覆われていて、そのピートには海草類が大量に含まれています。そのため、ピートを燃やした時に海草に含まれているヨードにより独特の燻煙香がつくのです。

アイラ島のウイスキーは、その個性的な香りで、ウイスキー通の間ではおおいにその名を馳せました。しかしながら、その個性が災いしブレンダーからはブレンデッド・ウイスキーの原酒としては敬遠されていました。アードベッグも例外ではなく、生産量は1977年を境に徐々に削減され、1981年から1989年まで8年もの間操業が停止されるという憂き目をみることになってしまいました。その後、ウイスキーづくりは再開しましたが、1996年再び操業停止となり、ついに売りに出されてしまったのです。

1997年、シングル・モルト・ウイスキーの雄グレンモーレンジ社が買収し、かつての栄光を取り戻すべく新たな第一歩を踏み出したのです。

バランタインの原酒モルトのひとつ。バランタインの味を決定する「魔法の７柱」のひとつと言われています。

ただ今品切れ中です。

その他のアードベッグ